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申込書・契約書の両面印刷について

1)契約書の両面印刷について

 複写の契約書は、感圧紙(ノーカーボン紙)に印刷するのが一般的ですが、この感圧紙は、N40の厚さの紙が多用されます。N40 はコピー用紙等の上質紙等と比較して、やや薄い紙です。伝票印刷の感圧紙(ノーカーボン紙)には、紙の厚さが、N40、N50、N60、N80、N100 と段階的に厚さがあります。当然ですが、紙が薄くなるほど、裏面印刷は裏が透けやすくなります。

契約書の両面印刷は、裏が透けて読みづらい?

 申込書や契約書は、約款やクーリングオフの原稿を裏面に、印刷するケースが多いのですが、裏面の透けを気にする人にとって裏面印刷をする場合に、どれくらいの厚さに印刷すればよいのか、判断に迷うことになります。そこで、申込書、契約書の印刷でよく使われるN40、N50、N60 に印刷した場合の裏面の透け具合を確認してみます。

契約書両面印刷イラスト

 (写真1)が裏面に印刷した原稿です。印字のポイントに大小を付けました。下記の写真を見てみますと、(写真2)(写真3)のN40、N50 は同じ位に裏面が透けています。印字の大小では、裏面への透けには変化はないようで、小さいポイントが字か読み辛い程度です。N60(写真4)になると、裏面の透けが和らいで、両面印刷が気にならない程度でしょうか。気になる方は、N60 以上から、紙の厚さをご指定頂くと良いかもしれません。

契約書の両面印刷について

黒インキの70%位のアミで印刷する

 両面印刷で、裏面の文字の透けを和らげる方法に、裏のインキの色をグレー(アミの70%~80%)で印刷すると、表面へ透けるのが少し弱くなります。印刷インキもグレー100%の特色で印刷することも可能ですが、印刷会社によっては、特色は特色料金が発生しますので、黒インキの70%位のアミ点で印刷すると特色でなく黒1 色印刷扱いになります。裏面の印刷が透けるのが気になり、印刷料金も安く抑えたいと云うお客様には、最良の方法です。

黒インキ

N40の厚さでも両面印刷は50%以上

 結論としまして、まず申し上げたいのは、N40 の厚さでも裏が透けて、表の字が読めないと云うことは有りません。実際に、「表面が読めるなら問題なし」とN40 に両面印刷される方も、当社のお客様では、ご注文者数の50%以上を占めていますので、裏面が少し透けるのは、契約書の体裁として、全面的に受け入れられないと云うことではないようです。両面印刷の裏面の透けを気にして、紙の厚さで調整するのは、個々人の主観と言うことでしょうか。

2) 契約書を印刷する際の主な3つの製本形式

 契約書や申込書を印刷する際に、主に3つの製本形式が有ります。契約書や申込書の印刷は、「携行するか事務所に据え置きするか」の用途によって、製本形式を選択すると便利です。下記の「天のり製本」「セットのり製本」「天のりセットのり製本」の製本形式の特徴を理解して頂き、印刷発注の際にお役立て下さい。

天のり製本

 天のり製本は、一冊50組(又は30組)のセットを、上部(又は左右)に糊付けして一冊に製本したものです。下敷きを敷いて記入後に、会社控え、お客様控えと別々に保存します。
一冊(50組等)の伝票を携行して、現場で必要に応じて記入することになります。

セットのり製本

 セットのり製本は、2枚複写などの一組を、50組(又は30組)にまとめないで、一組を一冊として製本します。複写組数ごとにバラバラになっていますので、必要組数だけを現場に持参して記入できるお手軽さがあります。また下敷きを必要とせず、テーブル上に簡単な敷物をして記入することも可能です。印刷・製本費用も最も安価です。

天のりセットのり製本

 天のりセットのり製本は、2枚複写、3枚複写等を、50組(又は30組)にまとめて、セット糊を塗り、その後、天のりをして一冊に製本します。二重に糊付け加工をしますので、複写組数を本体から外しても複写はバラバラになりません。下敷きを敷いて記入することも、複写を本体から外して記入することも出来ますので、とても便利な製本形式です。

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